山梨県立やまなし地域づくり交流センターが主催する「地域課題解決起業支援セミナー y2advanced」(ワイスクエア・アドバンスド)後期・休日コースの③回目。
このセミナーは、地域課題に着目したアイデア発想や、多様なステークホルダーとの連携を通して、地域課題の解決を目指す事業づくりのプログラムです。
後期・休日コースの3回目は「ロジックモデルの作成」について学びました。
ロジックモデルとは、事業が成果をあげるために必要な要素を体系的に図にしたもので「事業の設計図」に例えられます。目標(理想の姿)からスタートし、目標の達成に必要な成果を引き出す具体的な活動と事業を考えます。ロジックモデルを作ることにより、事業の目的や成果を整理・言語化するとともに、事業を行う意義を対外的に明示することができます。(考え方の流れは以下のとおり)
●「ソーシャルインパクト」実現したい姿を掲げる。ビジョンが実現したときにどのような変化が当事者や地域で起こっているか?
●「アウトカム」(成果)を考える。インパクトを達成するためにやる必要がある。当事者や地域の変化は何か?
●「アウトプット」(やること)と事業を検討する。アウトカムを起こすために必要な活動や製品、サービスは何か?
きょうの参加者は、それぞれが考えているアイデア「サウナ」「お菓子」「子供とお年寄りの居場所」について考えをまとめました。
また、ビジネスモデルの設計(事業化に向けて必要なこと)についても、事業のターゲットやサービスの価格設定、プロモーションについても考えをまとめました。
参加者からは、「いろいろな考え方が整理できた。勉強になった。」「思い描いているものだけじゃなく、参加者のまったく違う視点で意見が聞けて面白かった」「ふだん思っていることがあってもなかなか整理できない。やりたいことがある人たちの考えを聞けて今回もとても面白かった」という感想がありました。
休日コースの最終回は、2月18日(土) 資金調達の方法を学び、ビジネスシートに基づいて最終発表を行います。