■地域課題解決起業支援セミナーy2advanced
R4年度後期(平日・休日)①②
山梨県立やまなし地域づくり交流センターは、令和4年10月、「地域課題解決起業支援セミナー y2advanced」(ワイスクエア・アドバンスド)後期をスタートしました。
このセミナーは、地域課題に着目したアイデア発想や、多様なステークホルダーとの連携を通して、地域課題の解決を目指す事業づくりのプログラムです。
セミナーは大勢の人が参加できるよう平日、休日の2コース(平日は全5回、休日は全4回)を設定し、後期は両コースあわせて7人が参加しました。参加の動機は様々で、「日常は限られた場所で限定的な関係の中にいるので新しいコミュニティーに出会いたい」「これから自分にできることを考えたい」「いつか起業したいので色々学びたい」といった思いが聞かれました。
後期の初日(11月)は「思いを共有しよう」というテーマで、それぞれが考えている地域課題を出し合い、ディスカッションで、なぜそうなのか?を掘り下げました。課題としては、「子どもの教育の場や機会」「子育て中の社会との関わり」「誰もが安心して楽しめる体験施設」「サウナで活性化」「新しい地域コミュニティー」などが出されました。
参加者からは、「課題を考えながらワークシートで文字にすることで、よりクリアになる」「頭に浮かぶ単語をつなげたら新しい気づきになった」などの感想が聞かれました。
12月に行われた2回目のテーマは、「アイデア発想」で、「マンダラート」を使って、やりたいこと、できることを連想に連想を重ね、たくさんのアイデア出しを行いました。そして個々のアイデアに対し、参加者が意見を述べあい、課題の解決策の広がりを得たり、つながりに気づいたりしていました。ディスカッションをふまえて改めてアイデアをシートにまとめ、やりたいことを実現するイメージをさらにブラッシュアップしました。チェックアウトでは、「きょうもらったヒントを参考にしたい」「自分だけでは考えられなかったアイデアを皆さんにもらったり、ふだん考えていなかった視点がわかったりして勉強になった」「同じテーマでも人によって違うことが勉強になった」「面白かった。考える過程も大事だけれど、掛け合わせて何かできる方向にいくといいと思った」などの感想が聞かれました。
このy2advancedの後半は来年1月と2月に行われ、資金調達方法などを学び、ビジネスシートを作成する予定です。