令和5年度前期の地域課題解決起業支援セミナーが6月6日に開講しました。
このセミナーは、参加者ひとりひとりが地域の課題に向き合い、解決のためのアイデア出しや参加者間のディスカッションを通して、事業化を探求するプログラムです。講師は「山梨総合研究所」の研究員が担当し、アドバイザーとして専門家も随時加わります。
今期の平日コースには10人が参加し、初日は、それぞれの課題の現状認識をしたうえで、課題の対象者は誰か、課題の原因はどいうところにあるのか?課題解決によってどういう姿が実現できるか?をワークシートに整理しました。
参加者が考えている課題としては、「高齢者に人生を安心して楽しく過ごしてもらうためのインターネットツールが必要」、「人口流出に歯止めをかけるための若者が活躍できる仕組み」、「若年層のための医療の知識が乏しい。気軽に相談できる仕組みが必要」といったことがあがりました。
参加者間で、それぞれが課題ととらえた理由を話し合いながら想いを共有し、課題の原因に対して現在取り組んでいる対策は何か?現実と理想のギャップを埋めるためにどのような対策が考えられるか?を掘り下げました。
チェックアウトでは、「勉強になった2時間だった」「他の参加者の意見を聞くことで気づきがあった」「自分にない視点を見るきっかけになった」「他の人の課題が自分の課題と結びつくことがわかった」という感想が聞かれました。セミナーは全4回で、最終回はそれぞれが課題解決に向けたビジネスシートを作成します。また、休日コースは6月24日(土)に開講します。