■地域課題解決 異業種交流会ｙ²mix

山梨県立やまなし地域づくり交流センターは、公益財団法人　山梨総合研究所と共催で12月5日（日）に異業種交流会「ｙ²mix」（ワイスクエア・ミックス）を開催しました。

この異業種交流会は、地域課題に関心がある人たちを対象に、新たなつながりを作る機会にしようと開催したもので、会場には22人、オンラインで10人が参加しました。

　基調講演では、南アルプス山守人の代表理事で、マウンテンバイクで地域活性化に取り組んでいる弭間　亮（はずま・りょう）さんが講師をつとめ、「マウンテンバイクを通じた地域活性化」と題して講演しました。

弭間さんは、山梨県の特徴について「面積の78％が森林で標高差もあり、他にないマウンテンバイクのトレイル環境がある」としたうえで、「将来はアジアのマウンテンバイクの聖地を目指したい」と話しました。

また、地域活性化について、この事業で大事なのは地元の人たちとの関わりだと強調し、地域との連携が生まれると、そこから「森林管理」「地域活力の向上」「関係人口の増加」「雇用創出」など、地域貢献や地域課題の解決につながると、実際の成果を交えて話しました。そしてこれまでの取り組みをさらに進めるためには、海外の先進地のようなマウンテンバイクの政策、制度化を進めることが重要とまとめました。

　今回の参加者の年代は10代～60代、職業も学生、会社員、個人事業主、法人代表と様々で、基調講演のあとに開かれた交流会では、山梨総合研究所を中心に「やまなし未来共創プロジェクト」で取り組んでいる３つの研究テーマ「子どもを学び子どもと学ぶ社会をつくろう！」「だれもが働きがいを感じられる社会を創ろう！」「若者が自己実現できる社会を創ろう！」について研究の中間報告が行われたあと、それぞれが関心のあるテーマについてグループに分かれ、自身の経験や意見を述べて交流しました。

　ｙ²（ワイスクエア）の次回は、来年1月13日（木）、14日（金）の2日間でｙ²advancedの2回目を開催します。